2004年3月17日(水)15:42

ポーランドはEU憲法問題で妥協の姿勢を示す

ワルシャワ(AP)

ポーランドはEU憲法をめぐる綱引きで妥協の用意があることを示唆した。わが国は譲歩の用意がある、とポーランドのヴロジミエシュ・チモシェヴィッチ外相は水曜日、ラジオで発言した。しかし一方で外相は、双方の歩み寄りが必要であり、ポーランドは強制には応じないと強調した。

チモシェヴィッチ外相はアイルランドによる最近の仲介努力を批判した。「私はこの数週間が無駄に費やされたのではないかと思う。」だが外相は6月末までの合意を求めた。

スペイン総選挙での社会労働党の勝利を受けて、ポーランドは欧州憲法問題での孤立を恐れている。ポーランドとスペインは12月のEU首脳会議で初の欧州憲法の合意を阻止している。両国は、EU将来像会議が提案したEU閣僚理事会の新たな票配分を受け入れなかった。憲法草案ではこれまで以上に加盟国の人口規模を重視した二重多数決制が提案されている。ポーランドはこれにより現行のニース条約に比べて自国の影響力が低下すると危惧している。これまでのスペインの保守政権も同じ判断であった。

原題:Polen zeigt sich bei EU-Verfassung kompromissbereit




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