2005年3月28日(月)05:24

シラク大統領はフランス国民にEU憲法の承認を呼びかける

東京(AP)

フランスのジャック・シラク大統領は、5月末に行われるEU憲法国民投票がEU政治以外の問題で色塗られる可能性に懸念を表明した。大統領は月曜日、目下フランス国民の多数がEU憲法に反対しているという世論調査の結果を踏まえ、フランス国民に対して賛成票を投じるよう呼びかけた。大統領は日本訪問の締めくくりにあたり、東京での行事の席で、「こうしたEUの問題はいつも少しばかり絡み合っている」と認めた。

土曜日のCSAの世論調査では、フランス国民の55パーセントが5月29日の国民投票でEU憲法に反対するとの結果が出ている。目下の議論ではトルコのEU加盟問題が大きな影を落としており、EU憲法支持派はこれを苦々しく受けとめている。加えて、フランス国民の多くは国民投票を政府の経済政策や社会政策に対する不満を表明する機会として利用する可能性があると消息通は見ている。

原題:Chirac ruft Franzosen zur Annahme der EU-Verfassung auf




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