2007年3月13日(火)12:52

ドイツ労働組合総同盟はEU憲法に社会的基本権を要求

ベルリン(AP)

ドイツ労働組合総同盟(DGB)はドイツ政府に対して、社会的な欧州に向け一層の尽力を求めた。DGBのミヒャエル・ゾンマー議長は、ドイツは社会政策と労働市場政策の多くの部門において欧州連合の最下位を占めている。だが国民の大多数が求めているのは社会的なEUであって、賃金ダンピングや税金逃れのEUなどではない、と述べた。

ゾンマー議長は2日間の日程で開かれた会議「欧州を社会的に構築する」Europa sozial gestalten の開幕演説で、EU憲法では速やかな決定の手順規則ばかりではなく、社会的基本権も規定すべきであると求めた。EUは社会的欧州のモデルから、いまだかつてないほど離れてしまった。その責任の一端は欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ現委員長の政策にもある、と議長は主張した。

原題:DGB fuer soziale Grundrechte in der EU-Verfassung




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