2007年3月18日(日)11:22

ドイツ連邦議会議長はEU憲法条約を「不可欠」と評す

ベルリン(ddp)

ドイツ連邦議会のノルベルト・ランメルト議長(キリスト教民主同盟)は、EU憲法批准プロセスの継続を強く訴えた。欧州憲法条約は「不可欠である。連合体の行動能力という観点からも、諸権限の民主的正統性を高めるという観点からも」、とランメルト議長は「ヴェルト日曜版」紙Welt am Sonntagに寄稿した。それゆえEUには、フランスとオランダの国民投票による批准否決を受け、「憲法批准プロセスを再軌道に乗せるインパルスが緊急に必要だ」と議長は語った。

その際、考えられるのは「一度は妥協に至った憲法草案の実質を維持する」ことである。結局のところ、仕切り直しをしてもさらに良い成果が生まれるかどうか、またさらに早くゴールに到達できるかどうかは分からないのだ、とランメルト議長は述べた。

現行の憲法条約は完全ではないが、現在EUが抱えている多くの欠陥を解消できるだろう。長い交渉の末の妥協案であるにせよ、明確な権限分割や欧州議会の強化、連合体の行動能力の拡大を定めているのである、とランメルト議長は主張した。

原題:Lammert haelt EU-Verfassungsvertrag fuer ≪unverzichtbar≫




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