2008年3月18日(火)08:39

ポーランドはリスボン条約批准に備えた独自の法案を発表

ワルシャワ(AFP)

ポーランドのレフ・カチンスキ大統領は、議会によるEU改革リスボン条約の批准後も自国の利益を守るために独自の法案を発表した。リスボン条約の交渉で獲得した、ポーランドに有利な規定が後から変更されないよう、この法案で保証をはかる。そうなればどんな修正も国の合意が必要となる、と大統領はテレビ演説で語った。

先週の木曜日、大統領の双子の兄で野党「法と正義」(PiS)の党首をつとめるヤロスワフ・カチンスキ前首相は、議会のリスボン条約批准を阻止すると警告したばかりである。批准には議会の3分の2の賛成が必要となるため、460議席中3分の1以上を占める「法と正義」の票が欠かせない。議会は今日引き続きリスボン条約批准の討議を行う予定である。

リスボン条約は2005年にフランスとオランダの国民投票で否決されたEU憲法に代わるものである。条約は2年半任期のEU大統領(EU議長)や外交上級代表職の創設などを定めている。すでにいくつかの国では議会による批准を終えている。

原題:Polen kuendigt Gesetz zur Ratifizierung des EU-Vertrags an




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