2008年3月30日(日)19:11

ポーランドはリスボン条約批准の道筋で合意

ワルシャワ(AP)

親EU派のポーランド政府は、長期にわたる論争の末、民族系保守の野党との間でリスボン条約批准の道筋で合意に達した。リベラル系のドナルド・トゥスク首相は日曜日、リスボン条約の議会批准について野党系のレフ・カチンスキ大統領と合意したと述べた。首相によれば、協定にはポーランドの主権を強調する決議文が付け加えられるという。

この決定によりトゥスク首相は、大統領の双子の兄ヤロスワフ・カチンスキ率いる右派系保守の野党「法と正義」(PiS)に歩み寄った形となる。「私はこれにより批准をめぐる無用の混乱に終止符を打てるものと思う」とトゥスク首相は日曜日ダンツィヒ(グダニスク)で語った。議会での条約批准には3分の2の賛成が必要となるが、PiSの支持がなければ事実上批准は不可能である。

ブロニスラフ・コモロフスキ下院議長は、おそらくは最終となる議会での討論を来週火曜日にも設定する意向である。

原題:Einigung in Polen ueber Weg zur Ratifizierung des EU-Vertrags




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