2002年5月9日(木)14:57
ブリュッセル/ミュンヒェン(AP)
EU予算委員を務めるドイツ人のミヒャエレ・シュライヤー欧州委員は、EU税の導入に賛成の意向を表明した。この問題は欧州連合の新たな憲法会議*)で検討されねばならない、と緑の党所属のシュライヤー委員は『ミュンヒナー・メルクーア』紙(金曜版)に語った。私の考えでは、EU税を加盟15ヶ国の予算から支出されるこれまでの拠出金に代わるものとすることもできる。「現在EU市民は自分たちがどれほどの額をEUに納めているか理解していない。私はこれをきわめて問題があると考える」、と述べた。これはさらなる負担や新たな税源を意味するものではなく、透明性を高めるものなのである、と同委員は強調した。
原題:EU-Kommissarin Schreyer fuer EU-Steuer
*) 訳注:「憲法会議」Verfassungskonvent とあるのは、2月28日に発足した「欧州の将来像に関する会議」(「将来像会議」または「改革会議」とも呼ばれる)を指す。