2004年5月5日(水)14:13
ボン(ddp)
保守陣営の擁立するドイツの次期大統領候補ホルスト・ケーラーは、EU憲法で神に言及することに賛成の意向を表明した。『ライニッシャー・メルクーア』紙の水曜日の予告報道によればケーラー候補は、キリスト教の信仰は今後も統一ヨーロッパの「重要な基盤」となる。それゆえそのような神への言及は「望ましい」、と同紙に語ったという。
一方でケーラー候補はキリスト教の遺産のみを排他的に主張することに対しては反対の姿勢を示した。「今日の社会は異なる宗派に属す人々の共存が本来自明のこととなるべきである」と強調し、私は基本的に世界宗教の間には様々の相違にもかかわらず、大きな共通点があると考えている、と述べた。
原題:Koehler fuer Gottesbezug in EU-Verfassung