2005年5月12日(木)13:05
ベルリン(AP)
ドイツ連邦議会は木曜日、3分の2の賛成多数でEU憲法の批准を可決した。569人の議員がEU憲法に賛成し、反対は23人、棄権は2人であった。採決前、すべての議員団の代表は本会議でEU憲法の批准を支持する演説を行った。ゲルハルト・シュレーダー首相は政府演説でEU憲法を「歴史的」と評した。「EUに一層の民主主義を求めるものは憲法に賛成票を投じなければならない」と首相は述べた。
連邦議会での批准には401名の賛成が必要であった。連邦参議院も憲法を批准せねばならない。参議院の採決はフランスの国民投票の1日前の5月28日に予定されている。ドイツの批准はフランス国民に対するシグナルとなることが期待されている。世論調査によればフランス国民の批准は確実とは考えられていない。
原題:Bundestag ratifiziert EU-Verfassung