2005年5月17日(火)16:43
ケルン(AP)
ドイツ国民のほぼ3人に2人は社会民主党と緑の党の連立政権のEU政策に反対し、トルコのEU加盟を拒否している。これは『ケルナー・シュタットアンツァイガー』紙Koelner Stadt-Anzeiger(水曜版)の委託でオムニクヴェストOmniquestが行った世論調査の結果から明らかになったもの。これに対し、先週連邦議会が圧倒的多数で承認したEU憲法については、調査した1003人のうち、60パーセントが支持すると答えている。
さらに調査では、ドイツ国民の5人に4人が国民投票という形で国民の政治的発言権の拡大を望んでいる。たとえばEU憲法については約68パーセントが国民投票の実施を希望している。しかしドイツでは基本法により、連邦議会と連邦参議院に批准が委ねられている。
また77パーセントは自らを「ますますヨーロッパ人」と考えるようになったと答えている。「EUは欧州の平和を確保し安定を高める」との考えはさらに支持率が高く、85パーセントが同意している。58パーセント以上の人々は、EU政治に高い関心もしくはきわめて高い関心がある。しかし、63パーセントはEU憲法について、どちらかといえば情報が十分でない、もしくはほとんど情報を得ていないと考えている。
原題:Deutsche gegen EU-Beitritt der Tuerkei