2008年5月20日(火)13:58
ギュータースロー(AP)
アイルランドによるEU改革リスボン条約の批准は、国民投票の開始を3週間後に控えて、危うい状況に置かれている模様である。最新の世論調査によれば、依然批准賛成が反対を若干上回っているものの、有権者の3人に1人はまだ態度を決めていない。また条約について充分情報を得ていると答えた国民は10人に1人に留まっている、とベルテルスマン財団は木曜日に伝えた。
ベルテルスマン財団は、この状況が2001年のニース条約批准の状況ときわめて良く似ていると見る。当時、全体として親EU的なアイルランド国民が条約批准を否決して人々を驚かせた。アイルランドは6月12日にEU加盟国で唯一、リスボン条約批准を問う国民投票を実施する。
ベルテルスマン財団は、リスボン条約が反対多数で否決されれば政治的にどのような代案を講じたとしてもEUの基本条約とEUの将来にとって大きな打撃となる。すでにアイルランド政府は自国のために広範な例外規定を認めさせており、もはやこれ以上交渉の対象となる要求を持ち出せる可能性はない、と述べている。
原題:Irisches ≪Ja≫ zum EU-Reformvertrag steht auf wackeligen Fuessen