2001年11月23日(金)12:15

ブレア首相は欧州統合支持を表明

英首相の欧州政策に関する基調演説 − 通貨同盟加盟に向けたシグナル

ロンドン(AP)

イギリスのトニー・ブレア首相の発言によれば、イギリスの未来は欧州にあるという。イギリスは欧州の同盟国との結びつきを一層強めねばならないとブレア首相は金曜日バーミンガムにおいて、欧州政策に関する基調演説の中で主張した。この演説はイギリス政府の欧州通貨同盟加盟の意思を明確に示すシグナルと受けとめられた。

「イギリスの政治およびイギリスにとっての悲劇は、これまであまりにも多くの政治家が欧州統合の現実を正当に評価することをことごとく怠ってきたことにある」。これによりイギリスの利益が損なわれてきた、とブレア首相は述べ、この件は「機会逸失の歴史」であると批判した。首相は、5つの主要基準を達成し、国民投票を行った後、はじめてイギリスはユーロ導入に踏み切るのである、とあらためて強調した。

同時に首相は、アメリカとEUのいずれと関係を深めるかをイギリスは決定する必要があるとの考えを退けた。「我々の使命は双方であり、今後も双方を行っていくつもりである」とブレア首相は述べた。

原題:Blair spricht sich fuer europaeische Integration aus