2005年11月27日(日)17:07
ロンドン(AP)
EU中期予算問題での妥協をめぐり、EU議長を務めるイギリスのトニー・ブレア首相は今週末、新規加盟数ヶ国との協議を行う意向である。日曜日に官邸が発表したところによれば、ブレア首相は木曜日にタリンへ向かい、エストニア、ラトヴィア、リトアニアの首相と協議を行う。その後ブダペストでハンガリー、ポーランド、チェコ、スロヴァキアの首相と会談する予定である。イギリスはEU首脳会議に向け、12月7日にブリュッセルで新たな中期予算案を発表する意向である。
イギリスのジャック・ストロー外相は日曜日BBC放送とのインタビューで、歳出構造の抜本的な見直しなしに、イギリスがいわゆる分担金割引の協議に応じることはないと述べた。EU予算は改革が必要だ。さもなければ欧州の納税者は、欧州の社会に役立たない事柄に税を納めることになる。ドイツやフランスの好む欧州社会モデルの要素はEUの競争力を損ねている、とストロー外相は主張し、具体例として労働時間の制限を挙げた。
原題:Blair zu Gespraechen ueber EU-Haushalt nach Estland und Ungarn