2007年10月21日(日)06:06
ベルリン(ddp)
欧州議会のハンスゲルト・ペッテリング議長は自らの投票権の保持を望んでいる。議長はヴェルト日曜版Welt am Sonntag紙とのインタビューで、新たなEU改革条約が議長の投票権を制限していることに強く抵抗した、と同紙の予告報道は伝えている。「議会の誰が投票権を持つかなどという問題をEU首脳会議が決定することは認められない」と議長は述べた。
金曜日にEU各国首脳は、リスボンで開かれた首脳会議で新たなEU条約に合意した。首脳会議はイタリアに対する譲歩として議会の定数配分案を見直し、イタリアにイギリスと同じ73議席を、フランスに74議席を配分している。総定数は改革条約で785議席から750議席に削減されている。この総定数を維持するため、欧州議長が自らの投票権を放棄することが定められた。
これは認められない。「議長は表決の実施に集中するため、通常投票は行わないが、だからと言って投票の権利を奪われて良いというものではない」。議長を務める欧州議員の権利が制限されてはならないのだ、とペッテリング議長は主張した。
原題:EU-Parlamentspraesident pocht auf sein eigenes Stimmrecht