2009年10月28日(水)16:53
ロンドン(AP)
イギリスのゴードン・ブラウン首相は、トニー・ブレア前首相のEU常任議長(大統領)就任案を支持した。私はブレア前首相が立候補した場合、これを支持することができれば「とても嬉しく思う」とブラウン首相は水曜日ロンドンの下院で述べた。ブレア首相は新たに創設されるEU常任議長ポストの候補者の一人と見られている。しかしこの常任議長職が誕生するのは、EU改革リスボン条約がチェコの抵抗で廃案とならない場合である。
木曜日(明日)と金曜日にブリュッセルで開かれるEU首脳会議では、人事に関して決定こそありえないものの、激しい議論が交わされるものと予測される。オーストリアとベネルクス三国はすでにブレア首相のEU常任議長就任案に反対を表明している。オーストリア政府はヴォルフガング・シュッセル元首相を候補者として推すものと見られる。ルクセンブルクのジャンクロード・ユンケル首相も候補者の一人と目されている。
原題:Brown befuerwortet Kandidatur Blairs als EU-Ratspraesident