2000年10月19日(木)21:07
フランクフルト・アム・マイン(AP)
EU委員ミヒャエレ・シュライヤーは、目前に控えたEUの改革において「一国一委員」の原則を維持することに賛成した。この運用を変えることは「統合の思想にとって有益ではなく」、「まぎれもなく比重が閣僚理事会に移る」ことを意味する、と同委員は『フランクフルター・ルントシャウ』紙(金曜版)で語った。この発言でシュライヤー委員は、欧州委員会のポストに関して輪番制の原則を支持したゲルハルト・シュレーダー首相に対して距離を置いたことになる。
「欧州委員会はすべての加盟国によって支えられるほどに強力なものになる」とシュライヤー委員は述べた。先週のビアリッツのEU首脳会議では小国10ヶ国の首相がすでに輪番制の提案を批判している。
原題:EU-Kommissarin Schreyer widerspricht Schroeder