2009年9月27日(日)12:21
AFP
リスボン条約批准を問う国民投票を数日後に控え、アイルランドでは条約に対する明確な支持の傾向があらわれている。サンデー・ビジネス・ポスト紙Sunday Business Post と世論調査機関Red C が行った世論調査によれば、アイルランド国民の55パーセントは来週金曜日の国民投票で条約に賛成票を投じる意向であり、27パーセントが反対であるという。土曜日に発表されたこの世論調査では、なお18パーセントの人々がどちらに票を入れるか分からないと答えている。金曜日に発表されたTNS mrbiの世論調査では48パーセントが賛成、33パーセントが反対という結果であった。
リスボン条約の発効にはEU加盟全27ヶ国の批准が必要とされる。アイルランドは来週金曜日に二度目の国民投票を実施する。昨年6月の国民投票の否決はEUを深刻な危機に陥れた。アイルランド国民を批准承認へと動かすべく、アイルランドの中絶禁止や税政ならびに軍事的中立はリスボン条約でも不可侵であるとの保証が与えられた。
原題:Vor Referendum in Irland Mehrheit fuer EU-Vertrag